2024年5月29日、株式会社艶金にて第1回目のプロジェクト実習が行われました。
株式会社艶金の代表取締役社長の墨氏より、会社概要やプロジェクト実習の内容をお話して頂きました。
前回のマナー講座にて、学んだ名刺交換を一人ずつ、会社の方と実践しました!最初は緊張していましたが、次第に慣れてきて、スムーズな名刺交換が出来るようになりました。
名刺交換後は、工場に入り、現場を案内して頂きました。見たことない大きな機械や作業現場を見て、実際の現場活動の様子を知ることができました。
今回のプロジェクト実習では、2つのチームに分かれて行われます。
1つ目は、「樹脂チーム」です。衣服などを染色するためには、多くの樹脂を必要とします。そのため、現場では毎日大量の樹脂が使用されています。ですが、同時に廃棄量も多いのが現状でした。そこで、樹脂の廃棄量を少なく抑え、かつ、品質の良いものをつくれるように取組みをしていきます。
今回の第1回目では、まず、樹脂がどのくらい使われているのか、どんな種類があるのかを教えて頂きながら、実際に樹脂量の計算をしました。最終回には、樹脂の廃液量をいかに減らし、効率的な製造が出来るかの提案をしていきます。
2つ目は、「AIチーム」です。株式会社艶金では、AIを導入し、生地の色の合否判定を出来るように準備をしています。2025年に正式導入を目指し、現在は、AIに色を覚えさせ、正しい合否判定が出来るように勉強させている段階です。
今回の第1回目では、実際にAIを使い、色を判定しました。1人ずつAIに色を読み込ませ、判定結果を出すところまで行い、AI判定の流れを掴みました。最終回には、どのようにAIに正しい色を勉強させ、合否判定を出せるようになるかの方法を提案していきます。
工場内は蒸気で蒸し暑く、とても多くの布があってびっくりしました。染色するものによって吸水しやすくしたり、逆にはじいたりすることができたりすることを知ってすごいと思いました。
布を染色するだけでなく、品質の検査や注文された色で合っているのかのチェックなど様々な分野があると知りました。今まで作ってきた製品の情報がとても多くファイリングされていてびっくりしました。
実際に働いている方たちを見て働くということを知れたような気がしました。自分が働くという場面になった時に活かしていきたいと思いました。
樹脂液の配合を考えるにあたって、もっと多くの製品の集計をしてデータを得られるように頑張りたいです。どんな製品に特徴があるのかや改善したほうが良い点を見つけられるようにしたいです。
集計をしていて、樹脂液の余りがない時がとても多いと感じたのでどんな裁量で決めているのかを聞いてみたいと思いました。伝票で気になったことは質問をして、作業をしていけるように頑張りたいです。集計をするスピードや正確性を意識しながらチームと協力して行っていきたいです。
今回艶金に訪問して分かったことは、染色するときには100度近い温度でしか色がつかないことにとても驚きました。また、服を500着作ろうとした場合1600Lの水がいることにとても驚き、服を作るのは簡単なことじゃないんだなと思いました。
また、私はAI色識別チームで、実際にパソコンでパッと見同じような色の布を細かくどんな色なのかを分析していく工程をやってみました。パソコンを通して分析をするとぜんぜん違う色だったりして、そのようなところにとても面白さを感じました。
今回の艶金訪問では、工場見学をしたり、社員の方がどうゆうふうに働いているのか自分の目で確かめることができたりすることができました。担当の方に聞いてみると、次回からは、パソコンのエクセルを使って色の分析をもっと細かくしてやっていくそうなので、その数値を見たりしながら改善点などを見つけていきたいなと思います。
また、自分がわからないところは、積極的に質問したり、自分で実際にやってみたりして自分が最低限やれることプラス企業に貢献できるような案を出したりしたいです。